創造力。
それは、新しいものを産み出すチカラ。自分なりの答えを表現するチカラ。他人の真似事ではなく、自分なりの解釈と方法で表現すること。何が正解か分からない、変化の激しいこれからの時代を進んでいくため、社会が求める能力の一つです。
ラタトーンは、音楽を用いて創造力を育むエデュケーショナル・トイ。
数学的な正確さと芸術的な緻密さ、そして感情を揺さぶる音の連なりと言語の組み合わせで生み出される音楽は、人間ならではの感性を刺激するのに最適なツール。ラタトーンは、そんな音楽にフォーカスし、遊びながら音楽に触れることができるエデュトイ。ラタトーンでの音遊びを通して、音楽を知り、音を発見し、なぜどうして?という探究心が芽生えます。好奇心のサイクルが生まれます。音のピースを並びかえれば、カードゲーム感覚で自分なりの音楽を生み出すことができます。まずは、音楽と創造力の関係について、少し見ていきましょう。
変化の時代に求められる「創造力」。
文部科学省は、約10年ぶりに教育指導要領を改訂し、主体的・対話的で深い学びの実現を目指すことを目的とした内容となっています。指導要領改訂の背景には、社会の変化が予測困難で複雑になってきていることが挙げられます。知的労働に対して大きな影響を与えると言われているAI(人工知能)の急速な進化、シンギュラリティ、気候問題、資源の枯渇によるエネルギー問題など、これまでの価値観が覆されるほどの大きな変化の中で生きていくためには、新しい価値観を作り出すような人材が必要だと考えられています。
端的に言えば、主体的に知識・技術を「活用」し、理想を「イメージ」し、「創造(表現・具現化)」するチカラが求められているのです。
文科省が求める理想の教育は20世紀初頭のイタリアに。
主体的・対話的で深い学びを実現するためには、子どもたちにとってその準備が整っていなくてはなりません。その準備期間の教育として、ローマで医師として働いていたマリア・モンテッソーリは自主性の発達と創造力を育む教育メソッド「モンテッソーリ・メソッド」を20世紀初頭に考案しました。
最近では、史上最年少で四冠タイトルを獲得した将棋の藤井聡太さんが、幼児期に受けていた教育として話題になっています。他にも、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、グーグル創業者のラリー・ペイジ、アマゾン創業者のジェフ・ペゾス、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグなども有名です。
モンテッソーリ・メソッドを幼児期に受けた著名人 |
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選択、集中、繰り返し、達成感というプロセス。
モンテッソーリ・メソッドは、「子どもには、自分自身を育てる力が備わっている」という教育方針のもと、子ども自身の興味を尊重します。年齢に応じて子ども自身が、いま最も興味ある遊具や活動を自分で選択し、集中して遊び、活動することを推奨しています。モンテッソーリ・メソッドでは、この選択、集中、繰り返し遊ぶ、達成感というプロセスを大切にし、子どもが自ら課題に取り組み、結果を導き出すという経験を重視しています。
感覚教育
また、モンテッソーリ・メソッドでは、3〜6歳の期間が「五感が著しく発達する特別な時期」として「感覚の敏感期」と名付けており、感覚器官を使った遊びや練習を取り入れています。注意深く見ることで養われる観察力、注意力、何度も触れることで洗練される触覚、筋肉の調整感覚、違いを見つける洞察力など、遊びやおしごとを通してこれらの感覚を育みます。音楽もこの「感覚分野」に果たす役割が大きいとして、芸術的想像力・創造力の育成を目的として、カリキュラムに取り入れられていたようです。
音楽が感覚分野に果たす役割。
音楽は聴くだけで情感が刺激され、感動を生み出します。しかし、音楽を演奏することは、もっと大きな影響をもたらしてくれます。例えば、一つの例を挙げてみます。「ドレミの音を聴き、同じ音をピアノで鳴らす」としましょう。この時、音を聴く、音をイメージする、音を探す、鍵盤の位置を探す、鍵盤位置を指先に伝える、鍵盤を押す、正しい音かどうかを確かめる、といった複雑なプロセスが実行されます。聴覚、視覚、触覚と共に頭の中のイメージ領域や指先の運動機能が同時に連動しているのです。
ドレミの音を聴いて、同じ音を鳴らす。
簡単な動作ですが、頭と身体の中ではこれほど多くのプロセスが数秒の間に同時に連動して実行されます。
人間ってすごい!
これが二人で行う合奏の場合であれば、より感覚機能と運動機能の連動は複雑になります。自分の演奏だけではなく、相手の演奏にも気を配る必要があるため、一人で演奏するよりも高い集中力、感覚機能の洗練と運動機能の制御が求められます。
また、音楽は音の調和、不協和をリアルタイムで感じることができ、音がずれることによる気持ち悪さも同時に感じることになります。このような感覚に作用するフィードバックの早さが、「もう一回やりたい」というモチベーションを生み、自分なりの成功に向かってトライ&エラーを行う好循環を生み出すきっかけになるのです。
このように、音楽を演奏するという行為は、単純に楽しいだけでなく身体の感覚分野と運動機能をフルに活用し、修練していることになるのです。
音楽で創造性を育むエデュケーショナル・トイ「ラタトーン」。
音楽は、音楽というプラットフォームの中で、感覚への刺激、イメージする力、運動機能の制御、協働による集中力を養うことができるとても優れたツールです。本来、音楽は聴くだけよりも演奏した方が良い。でも、これまでの音楽演奏には、楽器の習熟、楽譜を読んで理解する読譜という大きなハードルがあり、子どもや音楽初心者にとってとっつきにくいものとなっていました。
そこで、私たちは楽器の習熟や読譜は一切無しで、演奏することの楽しさだけを味わうことができるようなプロダクトの開発に乗り出しました。そんなプロダクトがあれば、大人も子どもも関係なく、音楽という優れたツールを誰もが楽しく使いこなし、深いレベルで音楽を味わい、自分なりの音楽を創り出せる世界が訪れるはず。そんな思いが形になったプロダクト、それがラタトーンです。
[特徴]
タッチするだけでメロディ演奏。音の響きに集中。
ラタトーン本体を専用楽譜にタッチするだけでメロディが生まれます。楽器練習をしなくても、ラタトーンを手にした瞬間に演奏を楽しむことができます。音の響きだけに集中することができます。また、専用楽譜を切ったり、貼ったりすれば、一味違った音の響きを発見することにつながります。
二人で協働、合奏遊び。
二人や家族みんなで合奏が楽しめます。リズムやテンポを合わせて、しっかりと息を合わせて演奏しましょう。リズムとテンポだけに集中するので、お子さま同士や祖父母と一緒に年齢を超えた合奏をお楽しみいただけます。また、リズムがずれないように集中するため、演奏における緊張感も味わうことができます。
子ども向け、だけじゃない。
カラフルで多彩な専用楽譜は視覚的に楽しく、演奏する楽しさを盛り上げてくれます。音を示すグラフィックには色音符を採用し、音と色が視覚的に理解できるようにデザインしました。また、随所に音楽理論をまぶしているので、子どもだけでなく親子で遊びながら直感的に音楽を知ることができるようにデザインしています。
好奇心のサイクルが生まれる。
多彩なコンテンツの中から自分好みの楽曲やコンテンツを選べるので、より集中が生まれやすくなります。遊びの中に「選択」「集中」「トライ&エラー」「達成感」のプロセスが含まれるので、音楽演奏によって得られる感性や運動機能が自然と育まれます。
遊び、発見、探究、そして創作。
メロディシートで音楽を演奏したり、弾き語りシートで歌ってみたり、リズム主体の楽曲シートでリズム感を訓練したり、ゲーム感覚で合奏遊びをしたり。まずは、楽しみたい気持ちを優先してコンテンツを選び、遊びます。
遊んでいるうちに、音の高さ、色と音の関係性、和音の響きの違い、和音の響きの違い、共通するコード進行、といった発見をすることになります。
その後、あれ?なぜ?といった疑問が頭に浮かぶこととなるでしょう。その時が音楽を深く知る絶好のチャンス。音楽を深く知るための探究心の芽生えです。
ラタトーンは、音の素材を自由に並べ替えることができるので、既存の音を入れ替えて音の響きの違いを確認したり、伴奏を入れ替えて自分なりの音楽を生み出すことができます。このような試行錯誤が、自分なりの新しい音楽を創造することとなるのです。
好奇心のサイクルがグルグル回る
みんな楽しいことは大好きです。楽しいことなら自発的に行動します。継続します。音楽も同様で聴くことは楽しいのですが、音楽を理解しようとしたり、演奏しようとすると途端に「難しそう」「よく分からない」という感情が先行し、楽しいと思う気持ちが阻害されてしまいます。そこで、ラタトーンは、子ども達の好奇心がくすぐられるプロセスを用いて、音楽が「遊び」のように楽しく夢中になるような工夫を施しています。
[興味]
ラタトーンでは音楽における複雑な要素を取り除き、直感的に音楽演奏が楽しめるようにしました。他にも、カラフルなグラフィックで表現した専用楽譜、音楽が遊びになるようなゲーム性を取り入れたコンテンツなどが充実。既存の音楽とは異なるアプローチなので、「これまでの音楽と違う」「やってみたい」という興味を引き出します。
[選択]
リズムに集中するだけで演奏できる楽譜、合奏遊びができる楽譜、音だけを頼りにゴールへ進む音の迷路など、多彩な音楽コンテンツの中から自分好みのコンテンツを選択できます。
[集中]
遊びたいコンテンツを自分が選択するので、集中しやすくなります。視覚・聴覚・指先の運動機能を連動させて自分が望む音楽を演奏します。
[トライ&エラー]
ラタトーンはタッチするだけで音が出るので、演奏は簡単です。しかし、簡単さの中にも複雑さは同居しています。それはリズムとテンポです。リズムとテンポの異なりだけでも違う音楽になります。自分が望む正解の音楽を求めて、何度もトライ&エラーが生まれます。
[達成]
自分が望む正解の音が弾けた時、心の中でガッツポーズが生まれます。この達成感が新たな「興味」のステップへと向かう糧となります。
[獲得]
音楽演奏は、視覚・聴覚・指先の運動機能が連動する、一つのスポーツとも言えます。これら好奇心のサイクルが回り始めると、分からなかったことが分かる。出来なかったことが出来るようになる。自発的に興味が芽生える。というように、演奏前と後では格段に成長していることがわかります。
いますぐ音楽で創造力を高めたい。
遊んでいるだけで音を感じる力が身に付く、創造力が育まれるラタトーン。音楽にフォーカスしたこれまでにないエデュトイです。いつでも手の届くところにぜひ置いていただきたい製品です。
今すぐラタトーンを始めたい、という方は、このページをスクロールすると見えてくる「関連商品」からお求めいただけます。4歳、5歳、6歳ごろのお子さまへのプレゼントとしてぜひお求めください。
ラタトーン スターターセット
初めてラタトーンに触れる方のためのセットです。
お子様だけでなく、親御さんも一緒に音楽を楽しめるコンテンツを厳選し、パッケージしました。お手元に届いたその瞬間からラタトーンで遊んでいただます。
どれを買えば良いのか悩む、という方は、迷わずこちらのスターターセットをお選びください。
内容物
- ラタトーン本体 1台
- 絵本「おとのコト」1冊
- プレイシート20種 各1シート
- プレイシート拡張版2種 各1シート
- USBケーブル
- 取扱説明書
*プレイシートは1シートに2曲が両面印刷されております。
[ラタトーンはじめての遊び方]
ラタトーンは、Makuakeクラウドファンディングプロジェクトで350%超えを達成し、この度製品化しました。